「アフィリエさん、アフィリエさん、ちょっと聞いてくださいよ!」
「どうしたんですか、ウリモトさん?そんなに興奮して」
「いや、大ニュースです、大ニュース」
「何が大ニュースなんですか?あ、ひょっとしてアドセンスで15円稼げたとか?」
「…どうしてアフィリエさんは人がヨロこんでいるのに水を差そうとするんですか。違いますよ、そんなことじゃありません」
「あら、じゃあ何かしら?」
「いやね、実は今日、ツイッターで『フォローする』というのを初めてやってみたんです」
「ツイッター?フォロー?初めて?」
「ええ、そうです」
「ウリモトさんはホントに生きた化石ですね。そんな人、今どきいませんよ。なんですか、初めてフォローしたって。やってることが遅すぎます」
「…すみませんね、遅すぎて。どうせ私は生きた化石ですよ」
「で?いったい誰をフォローしたんですか?」
「いいですよ、もう」
「あら、ウリモトさん、ひょっとして気を悪くして?ダメですよ、小さなことを気にしてちゃ」
「アフィリエさんが気にするようなこと言うからじゃないすか」
「何か言いました?」
「え、あ、いや何にも。あ、それでですね、フォローしたのはイケダハヤトさんです」
「え?本当?」
「はい。ここ最近、私たちの中でイケダハヤトさんが話題に上ることが多いじゃないですか。なのでちょっとでも彼の動向を知っておこうと思って」
「それはウリモトさんにしてはいい思いつきですね!」
「ありがとうございます…って、それ褒めてんすか?」
「褒めてますよ、もちろん。で?大ニュースというのはそのことですか?」
「あ、いや、違います。大ニュースというのはですね、今日、ツイッターを読んでいて知ったのですが、なんと、イケダハヤトさんもビットコインを買っていたそうなんです!」
「あら!」
「それも聞いて驚かないでくださいよ、なんとイケダハヤトさんがビットコインを買ったのはあの、1月5日だっていうんです!」
「1月5日って何があったんでしたっけ?」
「えー?アフィリエさん、もう忘れてんですか?やだなァ、もう。1月5日っていったら私がビットコインの2回目を買って手痛い打撃を浴びた日じゃないですか」
「ああ、そういえば。一番ビットコインが値上がりした時にウリモトさん、追加で購入してしまったんでしたよね?」
「ええ。そして買った直後に暴落するという憂き目にあった日です。その同じ日にですね、イケダハヤトさんが同じようにビットコインを買っていたというんです。これって大ニュースじゃありません?」
「え、ま、まあ」
「大ニュースですよ、わたしにとっては。だってあの1月5日の日に、私が半ば逆上してビットコインを買ったのと同じタイミングで、イケダハヤトさんもビットコインを買っていたというのですから」
「イケハヤさんは別に逆上はしていないと思いますけど」
「そりゃそうでしょうね。彼は余裕を持って買っているでしょうから。でも、それを聞いて、妙に親しみがわいてきたんです、イケダハヤトさんに」
「イケハヤさんはウリモトさんに親しみを感じられても迷惑かもしれませんよ?」
「えー?どうしてですか?」
「どうしてって…ウリモトさん、ただのオジサンだし、見かけも冴えないし、お金も人脈もないし、家族には愛想つかされてるし、ないないづくしじゃないですか」
「ほっといてください」
「それに同じようにビットコインを買ったといっても金額が全然違うと思いますよ。ウリモトさんはたったの0.2ビットコインですが、イケハヤさんはそんな額では絶対にありませんから」
「そりゃそうでしょう。彼は年収ウン千万もあるって言いますからね」
「ウリモトさんはその10分の1ですもんね」
「いや、いくらなんでも10分の1は言いすぎです」
「でも住宅ローンの支払いにも事欠いて、アフィリエイトを始めようと思ったわけでしょ?」
「え?ええ…まあ」
「そんな状況なのに、ビットコインに手を出して挙句の果てに損をする…ウリモトさん、やってることがめちゃめちゃですよ」
「…なんだかまた雲行きがアヤシくなってきたなァ…」
「そうだ、今日は何記事書けました?確かお仕事は休みだったと思いますけど」
「やっぱり…きょ、今日は2記事、これを入れて3記事です」
「少なくないですか?お休みの日は5記事は書かないと」
「はい…」
「次の締め日は明後日ですよ。あと16記事、がんばってくださいね」
「いや、あと2日で16記事はムリです…でもその次の締め日までになんとか帳尻をあわせますから…」
「本当ですか?」
「がんばります」
「じゃあ信用しましょう。でもツイッターでイケダハヤトさんをフォローしようと思ったことはいいことですね。あ、そうだ、今度このブログにイケハヤさんのツイッターを埋めこんでみてはどうですか?」
「ええ、実はそれ私も考えていました」
「今日やっちゃえばよかったのに」
「いや、やろうと思ったのですが、やり方が分からなくて」
「あー、それだから生きた化石だって言われちゃうんです。次回までにちゃんと使えるようになっていてくださいね」
「…やっぱり最後はこうなるのか…」


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