「うーん…」
「どうしましたか?ウリモトさん」
「おっかしいなァ」
「何がおかしいんですか?」
「これを見てください」



「これは…」
「そうです、アナリティクスのセッションの画面です。一番上から、特化ブログ、雑記ブログ、このブログになっています」
「…見事にオール0ですね」
「はい、特化ブログはクリスマスを過ぎたあたりから、このブログは年明けから、そして雑記ブログにいたってはこれまで1人の訪問者も記録していません」
「まるで水平線のようですね」
「ハハハ…おっしゃる通りです」
「それにしては今日のウリモトさんはいつものように嘆いていませんね?ひょっとして、あまりのヒドイ状況に嘆くこともできなくなったとか?」
「まあ、それもあるんですが、いや、実は昨日、不思議なことに気づいたんです」
「何かあったんですか?」
「実は今年に入って初めてアドセンスの画面を見てみたんです」
「アドセンス?そういえば一応、ウリモトさんのブログ、アドセンスの審査に通っていたんですね」
「はい、一応通っていました。雑記ブログで通ったのをいいことに、2回落ちた特化ブログや申請したことのないこのブログにも貼りつけてみました」
「落ちたブログに貼っても構わないんですか?」
「私も気になってネットで調べてみたんですが、それは構わないみたいです。落ちたのにいいのかな?という気はしますが」
「そのことが不思議だということですか?」
「いえ、そうじゃありません。というのは、アナリティクスのデータがこんなお寒い状況ですから、ずっとアドセンスの画面を見ていなかったんです。だって誰も訪問してくれていないのにアドセンスが見られることなどありませんからね」
「それはそうですね」
「でも昨日、何気なく見てみたんです」
「アドセンスを?」
「ええ、アドセンスを。そうしたらなんと、ほんのわずかですが、収益が出ているではありませんか!」
「えっ?!」
「いや、収益と言っても10円くらいですが」
「いや、ウリモトさん…それスゴイじゃないですか!だって初めて、ブログを始めてからの初めての収益ですよね?わずか10円といってもそれはものすごく大きなことだと思います。おめでとうございます、よかったですね!」
「アフィリエさん、ありがとうございます。実を言うと私もものすごくウレシイです。その数字を見た時、これまで真っ暗だったトンネルに、ほんのわずかですが光が差したような気がしました。大げさですかね、ハハハ」
「大げさだなんてことありません。当然の気持ちです。だって8月にシーサーブログで開始した一連のブログが初めてもたらしてくれたんですもの。これはもう大事件です」
「そうですね。金額の大小は別にしても本当に嬉しく思います。ただ、実は、アドセンスの見方がよく分からなくて、10円をもたらしてくれたのがどのブログなのかが特定できないんです」
「あら、そうなんですか?」
「ええ。きっとどこかを見ればわかるようにはなっていると思うんですが」
「大事なところだけに知りたいですね」
「また調べてみます」
「ところでウリモトさん、さっき言ってた不思議なことというのは?」
「あ、そうでした。10円のヨロコビで肝心なことを忘れていました。不思議なことというのは、10円の収益があったというのはつまり誰かがクリックしてくれているということですよね?」
「そうですね…あ!」
「ですよね?クリックしてくれているということは、当然、訪問してくれている人がいるってことじゃないですか。それなのになぜアナリティクスのデータは0になっているんでしょう?」
「うーん…あるいはアドセンスのその10円は先月訪問した人がクリックしてくれたということはありませんか?」
「いや、その10円はアドセンスの画面を見る限り、ここ1週間の間にもたらされたことになっていました」
「ここ1週間は3ブログとも訪問者0でしたよね」
「ええ。だから不思議なんです。ひょっとしてアナリティクスの設定がうまくいっていないんじゃないかな、って」
「でも先月まではちゃんとカウントされていたんですよね?」
「ええ」
「それが途中からカウントされなくなるなんてことがあるのかしら?」
「分かりません。あんまりなさそうですよね。でもアドセンスには数字が出ていますから…」
「アナリティクスのことをもっと調べてみるしかないかも。本を買うとか」
「え、本ですか…?」
「どうしたんです?急に暗くなって」
「いや、その…」
「?」
「とても言いにくいんですが」
「はい?」
「…ビットコインで損してるじゃないですか、私」
「ああ、そういえば」
「昨日からオソロシくてビットコインの相場を見ていないんですが、一昨日の時点で数千円損してましたから。それこそハードカバーの本を何冊も買えるくらいの金額を」
「だから今は本を買うお金がないと?」
「まあ、…そんなところかなと」
「やれやれ、ウリモトさん。だからビットコインなんかに手を出したらダメだったんです。ああいうのはもっとお金に余裕がある人がやるものなんです。数千円がなくなって地の底まで落ち込むようなウリモトさんが手を出すべきものじゃないんです」
「はい…」
「本が買えないのなら何でもいいのでアナリティクスのことを調べてください。それくらいのことだったらおそらくネットでも出ていると思います。いいですか?」
「はい…」
「ホントにもう、しっかりしてくださいよ」
「はい、すみません。…ああ、今日はせっかくおめでたい気分で終われるはずだったのになァ。結局また怒られて終わりかァ…」
「何か言いました?」
「あ、いえ、何も。とりあえずアナリティクスの件、調べてみます」

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