「ムムム…」
「ウリモトさん、今度はどうしたんですか?」
「アフィリエさん、いやね、前回小見出しに英語を使ったら外国の人のセッションが増えたという記事を書いたじゃないですか」
「ええ、そうでしたね。それがどうかしましたか?」
「あれ、ちょっと間違いだったかもしれません」
「間違い?」
「ええ。というのも、私あの後も気になってアナリティクスを調べてみたんですが、外国の人の訪問が増えたのは別に小見出しに英語を使ったからでもないみたいなんです」
「え?じゃあ、どうしてですか?」
「分かりません。でも小見出しを変える日以前から、外国の人のセッションはあったみたいなんです。やっぱりロシアが多くて」
「えー?でも99%が日本語のウリモトさんのブログにどうしてロシアの人がそんなにアクセスするんでしょう?」
「おかしいですよね?アナリティクスが間違えてるのかなァ?」
「それも考えにくい気がしますが…」
「ですよね」
「いったいウリモトさんの特化ブログって何のブログなんですか?」
「え?またその質問ですか?」
「ええ。だって気になるじゃないですか。ロシアの人が訪れるブログなんて」
「訪れるんじゃなくてたまたま遭遇しちゃっただけだと思いますけど」
「何かロシアの人の心をくすぐるものがあるんじゃないですか?」
「ないですよ、そんなもの」
「さしずめ毛皮のコートのブログとか?」
「ロシアは寒いですからね。でも毛皮のブログなんて私に書けると思いますか?」
「じゃあ、マフラーとか」
「違います」
「手袋」
「違います…ねえ、もうやめましょう、アフィリエさん。とりあえずそっとしておいてくださいよ」
「うーん、まだ言わないんですね?延ばせば延ばすほど言いにくくなりますよ」
「言わないから大丈夫です」
「まあ、いいです。それより例の雑記ブログはどうなんですか?」
「あっちはサイテーです」
「まだ訪問者なし?」
「なしです」
「ずっと0のまま?」
「ずっと0のままです」
「ウリモトさん、ある意味、すごいですよ、それ。だって30記事以上書いて2週間ずっと0なんて、やろうと思ってもできないですよ、普通」
「私だって別にしたくて0にしてるわけじゃありません。本当のこと言うと、不安で不安で仕方ないんです。こんなに苦労して――いや、書くこと自体は好きですよ?ーーでもこんなに書いても一人も来てくれないなんて、やっぱり才能がないのかな、なんて思ってしまうんです」
「うーん…」
「それとも何かやり方が間違っているんでしょうか?方向性が違っているんでしょうか?このまま今の雑記ブログを続けていてもいいんでしょうか?ああ、誰か助けて…!」
「ウリモトさん、ちょっと落ち着いてください。大丈夫ですか?」

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